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分野・EPの概要

電子情報システムとは

電気,電子,情報分野はとても身近な技術です。液晶テレビ,DVD/BD レコーダ,スマートフォン,カーナビ,電気自動車,そしてコンピュータやインターネット,人工知能など,身の回りのほとんどのモノやサービスの中で電気電子と情報技術が利用されています。社会を牽引する最先端の産業は,電子情報技術なしでは成り立ちません。

この分野が扱う技術は多岐に渡ります。大きく分けると「電気(電力・制御)」,「電子(エレクトロニクス)」,「通信・回路」,「情報通信」の4 分野です。

電力・制御システム

電気エネルギーは,環境に優しくクリーンで使いやすいエネルギーです。電気エネルギー技術の発展により,高速鉄道,電気自動車,人間支援ロボットなど様々な応用が拡がってきています。また,スマートグリッドに代表されるように,エネルギー技術と情報通信技術との融合発展は,柔軟で信頼性の高い持続可能な未来社会を創造するために,今後も必要不可欠であると非常に注目されています。したがって,この分野をさらに発展させるためには,電子情報工学の幅広い基礎技術の習得が必要です。本分野では,電気エネルギーの発生・伝送技術と高効率変換技術,有効利用のための制御技術までに至る幅広い教育と研究をおこなっています。

集積エレクトロニクス

あらゆる電子機器の構成要素である電子デバイスやそれらを用いた集積システムの開発・研究を行います。半導体,磁性体,超伝導体,カーボンナノチューブなどの新材料やナノテクノロジーを用いた電子デバイスの開発や,新しい原理に基づくトランジスタやLSI、光素子などの先端的研究を行い,より高機能で高性能なエレクトロニクス機器の実現を目指します。さらにはナノテクノロジーの医療・バイオへの応用を開拓し,電子機器に限らず幅広い分野への展開を目指します。

通信・回路システム

インターネットなどの超高速大容量通信を支える光通信ネットワーク技術,劇的な進歩を遂げた携帯電話やナビゲーションシステムの基盤となるモバイル通信技術,ハイビジョンや3次元映像などの大量情報を操るアナログ・ディジタル回路および信号処理技術など,通信とその関連技術は現在も目覚しい発展を続けています。本分野では,それらを支える光エレクトロニクス,移動体通信,電子回路,通信システム技術に関わる研究を行います。

情報通信システム

スマートフォン・携帯電話・音楽プレーヤのような身近な電子機器開発から,金融・交通・医療・福祉等の社会システムの実現,衛星・宇宙に至る高度ネットワーク応用まで,安心安全・豊かな社会を支える基盤として,情報通信システムは大きな役割を果たしています。この分野を牽引するコンピュータ・プログラム技術,ネットワーク,無線通信,ディジタル信号処理,音声・画像・生体情報処理,人工知能等に関し,基礎理論から応用,ソフトウェアからハードウェアまでを幅広く扱い,さらなる未来情報社会の発展をめざした研究をします。

EP・分野の役割

これらの電気,電子,情報の諸技術は,相互に作用しあうことで,さらに高度な技術に発展しています。そして,我が国だけではなく,あらゆる産業・技術のグローバル化に大きな貢献を果たしています。これからもその重要性は,科学技術立国・日本を牽引し,安心・安全な社会・世界の実現にむけて増すばかりです。

このような時代の要請に対し,理工学部 数物・電子情報系学科「電子情報システムEP」,ならびにその上位組織である大学院理工学府 数物・電子情報系理工学専攻 応用物理分野/情報システム分野/電気電子ネットワーク分野は,これまで以上に深い専門性と広い視野を両立した技術者・研究者の育成をめざしています。

EP・分野がめざす教育

社会の中で電子情報工学分野を担って活躍しうる人材の育成を目指します。技術革新が著しい分野ですが,そのような状況においてもなお電気・電子・通信・情報に共通する基礎を深く理解することが大切であり,さらに時代の要請に応えられる実践能力を身につけることも必要とされます。

本EP・分野は,電気・電子・通信・情報という広範な分野の総合教育を行い,他の関連分野においても大いに活躍しうる柔軟な能力を持ち合わせた人材を育成します。具体的には,電気回路・電磁気・エレクトロニクス・通信・情報に関わる基礎分野から,電気エネルギー・制御とシステム・電子デバイス・集積エレクトロニクス・電子回路・通信伝送システム・情報通信・高度な計算機・情報システム・ソフトウェアといった応用分野まで,電気・電子・通信・情報の広範な分野を総合的に学びます。

これらの教育・研究活動を通じて,本教育プログラムを卒業後には,大学院博士課程前期・後期への進学,あるいは電気工学,電子工学,情報通信工学,情報工学の多彩な分野における職業への路が開かれることでしょう。

さらに,大学院の世界最高水準の教育専門教育と研究活動を通じて,幅広い領域で即戦力として活躍できる技術者・研究者へと自身を成長させることができるはずです。

卒業後の進路

EPの母体である電子情報工学科は,昭和28年に第1期の卒業生を送り出して以来,電気・電子・通信・情報という多様な分野の専門知識や能力を修めているという長所を活かし,様々な企業,機関へ就職し,高い評価を得ています。また,約80%の卒業生が大学院修士課程に進学しており,さらに高度な専門教育を受けています。修士課程修了生の15%程は博士課程に進学します。 特に平成13年度の組織改革によって大学院が大幅に強化され,世界に誇る最先端研究が可能になりました。電子情報システムEPとしては平成27年3月に初めての卒業生を送り出しました。就職指導・支援は,これまで通りの充実した体制で対応しております。

電子情報システムEP卒業後の進路実績(博士課程前期進学者を除く)

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年度 学部卒業者就職実績 (重複を除く)
R4
(2022)
セゾン情報システム,総研電気,大和アセットマネジメント, 東京自働機械製作所,東北新社,浜松ホトニクス,日置電機,Paidy,ベース,マイクロウェーブファクトリー,前田道路,みずほ銀行,三井住友信託銀行,三菱UFJ銀行,明治電機工業,Modis,大和市,横浜国立大学,REC,Works Human Intelligence,‥‥
R3
(2021)
アイ・プライド,ヴィンクス,ABI,エクシオモバイル,SAPジャパン,NDT,キューブシステム,JR東日本(東日本旅客鉄道),JSOL,静岡県庁,シンプレクス,スタンレー電気,東海ソフト,東京地下鉄(東京メトロ),日本車輌製造,任天堂,野村総合研究所,VSN,フコク,富士フイルムビジネスイノベーションジャパン,北陸電話工事,本田技研工業,マネーフォワード,ミックスゾーン, 三越伊勢丹システム・ソリューションズ,ユニークビジョン,ユー・エス・イービジネスソリューション,‥‥
R2
(2020)
アイ・アールジャパン,ACCESS,インサイト,NEC (日本電気),オービック,原燃輸送,JFEシステムズ,住友林業,扇港産業,ソニー,ソフトハウスコンシェルジュ,東京エレクトロン,東洋製罐グループホールディングス,長野県庁,信長出版,野村総合研究所,PCIソリューションズ,フューチャー,ヤクルト本社,‥‥

博士課程前期(修士課程)修了後の進路実績(博士課程後期進学者を除く)

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年度 大学院博士課程前期修了者就職実績 (重複を除く)
R4
(2022)
アートディンク,アイリスオーヤマ,アクセンチュア,アズビル,インターネットイニシアティブ,SCSK,NTTコムウェア,NTTデータMSE,NTTデータ,NTTドコモ,NEC (日本電気),NEC通信システム,NECネットワーク・センサ,NOK,大林組,川崎重工業,キヤノンITソリューションズ,キヤノン,京セラ,KDDI,コーエー,シンプレクス・ホールディングス,ソシオネクスト,ソニー,ソニーグローバルソリューションズ,ソニーセミコンダクタソリューションズ,ソフトバンク,大和総研,中部電力パワーグリッド,DNP情報システム,Dirbato,電源開発(J-POWER),東京ガス,東京電力ホールディングス,東芝,東芝三電機産業システム,東宝,豊田通商,日産自動車,日鉄ソリューションズ,日本特殊陶業,日本アイ・ビー・エム,日本アイ・ビー・エムデジタルサービス,日本ヒューレット・パッカード,野村総合研究所,パーソルR&D,パナソニック コネクト,日立産機システム,日立ハイテク,BIPROGY,富士通,本田技研工業,みずほリサーチ&テクノロジーズ,三菱自動車工業,三菱重工業,村田製作所,メイテック,明電舎,UNICORN,ゆめみ,横浜市,ルネサスエレクトロニクス,‥‥
R3
(2021)
アイシン,アイネット,アズビル,アルトナー,アンリツ,伊藤忠テクノソリューションズ,SCSK,NEC (日本電気),NECソリューションイノベータ,NHK(日本放送協会),NTT研究所(日本電信電話),NTTコムエンジニアリング,NTTドコモ,NTT東日本(東日本電信電話),オービック,オリンパス,カシオ計算機,キオクシア,キヤノン,京セラ,キンドリルジャパン,KSK,KDDI,コマツ(小松製作所),サイオステクノロジー,JR東日本(東日本旅客鉄道),システムファクトリ,Sky,スズキ,ソニー,ソニーセミコンダクタソリューションズ,ソフトバンク,データコントロール,デンソー,東海理化電機製作所,東京電力ホールディングス,東芝,豊田自動織機,日産自動車,日鉄ソリューションズ,日本電気通信システム,ニデック,日本電産,野村総合研究所,パイオニア,ビジネスエンジニアリング,日立製作所,日立システムズパワーサービス,日立ハイテク,日立パワーデバイス,富士通,富士電機,富士フイルムビジネスイノベーション,ブラザー工業,BESNA研究所,ボッシュ,本田技研工業,三菱電機,村田製作所,ヤフー,山口フィナンシャルグループ,ユーザーローカル,リコー,‥‥
R2
(2020)
IHI,アクセンチュア,アシックス,アンリツ,伊藤忠エネクス,エー・フレーム,SCSK,SBエンジニアリング,NEC (日本電気),NTTデータ,NTT東日本(東日本電信電話),オービック,沖電気工業,オリンパス,カカクコム,キオクシア,九州電力,京三製作所,KDDI,コマツ(小松製作所),GRI,JFEスチール,J-POWERジェネレーションサービス,SHIFT,JAXA(宇宙航空研究開発機構),首都高速道路,ソニー,ソフトバンク,SORAMICHI,TIS,電源開発(J-POWER),デンソー,トヨタ自動車,野村総合研究所,ハーモニック・ドライブ・システムズ,日立製作所,日立ハイテク,ヒップ,フジクラ,富士通,富士通エフサス,船井総合研究所,本田技研工業,マイクロンメモリ ジャパン,マニー,三菱電機,三菱UFJトラストシステム,村田製作所,ヤマハ,ルネサスエレクトロニクス,‥‥

博士課程後期修了後の就職実績

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大学院博士課程後期修了者就職実績 (重複を除く.社会人博士を含む)
横浜国立大学,岡山県立大学,岐阜大学,京都大学,サレジオ工業高専,職業能力開発総合大学校,東京大学,東京農工大学,富山大学,都立産業技術高専,名古屋大学,北海道大学,三重大学,立命館大学,Daffodil International University,Le Quy Don Technical University,Technical University of Denmark,Universiti Teknikal Malaysia Melaka,University of Exeter,University of MALAWI,IHI,NEC (日本電気),NTT研究所(日本電信電話),エリオニクス,オムロン,吉林省電力科学研究院,キヤノン,京三製作所,国立障害者リハビリテーションセンター研究所,サムスン,情報通信研究機構,自立制御システム研究所,住友電気工業,産業技術総合研究所,Sony Interactive Entertainment,ソニーセミコンダクタソリューションズ,中外テクノス,(一財)電力中央研究所,東急建設,東芝,東芝システムテクノロジー,東芝三菱電機産業システム,日産自動車,日本電産,ビズリーチ,日立システムズパワーサービス,日立製作所,フジクラ,富士通,富士電機,防衛省,マイクロウェーブファクトリー,三菱電機,三菱ふそう,メンター・グラフィックス・ジャパン,モバイルテクノ,楽天モバイル,リコー,Roost,ルネサスエレクトロニクス,‥‥